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店長日記
店長日記:33
2017年04月22日
今日のご紹介は、ヴィクトリア時代中期に制作された、オールドシェフィールドプレートのサルヴァです。




サルヴァは取っ手のないトレイのこと。



オールドシェフィールドプレート というのは、銀器を集め始めるとどこかで聞く名前だと思います。



これは1740年代に発明された古い銀メッキ製法で、銅板をアルミフォイルのように薄い板にした純銀でサンドイッチ状に挟み、溶接した製法です。1840年代に電気メッキ製法が発明される前はこのオールドシェフィールドがシルバープレート製法のメインでした。



メーカーの刻印はないことがほとんどで、なぜかというと、このころのオールドシェフィールドプレートは純銀製品のまがい物として見られていたことがあり、製作者は貴族の純銀製品を作っている名だたるシルバースミスであることが多かったのですが、そういったシルバースミスが自分の名前を隠して作っていたものだからです。 



まがい物、といっても作り方は貴族御用達の純銀製品と同じ作り方、例えば、この時代のものはほとんどが手作り、彫刻ももちろん手彫りで、工芸品としては純銀のものに勝るとも劣りません。



イギリスではこのオールドシェフィールドプレートはコレクターアイテムで値段もシルバープレートとしては高めですが、円高の昨今では意外と安く感じるかもしれません。



このサルヴァは直径が30㎝ 内径が22㎝。普通サイズのティーセットが乗るくらいのサイズです。



サルヴァの詳細はこちらから:http://victoriantearoom.ocnk.net/product/1350



動画でご覧になると大きさや彫刻の感じがよくわかると思いますので、ぜひご覧になってくださいね。

裏面にステッカーの跡が残ってしまっていますが、もちろん、その後綺麗にいたしました(笑)。失礼いたしました。

動画はこちらから:https://youtu.be/iYDsbhHMIBY
2017年04月19日
こちらのシルバープレートのティーケトルは、美しい薔薇やお花、葉模様とともにスクロールの手彫り打ち出し彫刻で装飾された、典型的なヴィクトリアンロココスタイルです。

シルバープレート製ですので、制作年の刻印はありませんが、製作者であるFrederick Ellis Timm & Co.は1850年から1918年まで活動していたシルバースミスですので、その間のもの、おそらくヴィクトリア時代後期のものだと思っています。




イギリスではルイスタイルと呼ばれる、フランスのロココの影響を受けたスタイルは鳥の摘みがよく使われます。 ダウントンアビーのバイオレット夫人のお屋敷で使われてたティーセットもこのスタイルですね。



美しいバラなどのお花の彫刻に躍動感のある葉模様や、スクロールを組み合わせた素敵なデザイン。


装飾と熱除けを兼ねたスタンドの透かし細工も見事です。

ケトルの容量が2.5ℓ程度ある大き目のティーケトルですので、お教室などで生徒さんがいらっしゃるテーブルの装飾や、ティールームなどの装飾に向いているかな、と思います。


ティーケトルは 昔はキッチンが地下にあり、階上の居間からは遠かったため、アフタヌーンティー用に沸かしたお湯を入れ、下からオイルのヒーターで温めておいて、いつでも熱いお湯をポットにつぎ足すことができるようにしたものです。

ヴィクトリア時代にはイギリスでは中流階級の一番下程度に位置する家庭でも一人くらいはメイドを雇っていたもので、このような仕事はすべてメイドの仕事でした。

私が現在住んでいるヴィクトリア時代後期に作られたフラット(日本でいうマンションのこと)は、ベッドルームが二つ、キッチン、居間、ダイニングルームという、今の感覚では大きめといえる大きさですが、当時は中流といってもおそらく下の方の中流家庭のための集合住宅だったのだと思います。それでも小さなメイド部屋がついていることに驚かせられます。 大きめといっても階下のないフラットでメイドと一緒に住むのはかなり窮屈だったと思うのですが、当時の中流階級以上の人々は、メイドがいない生活は考えられなかったのでしょうね。

商品の詳細は http://victoriantearoom.ocnk.net/product/1348

動画もございます。

https://youtu.be/llMTyYMmi8c
2017年04月15日
今イギリスはイースター休暇の真っ最中。あいにく、というか、相変わらずというか、気温も低く、お天気も良くないので、今日はおうちでゆっくり。





そんなにの午後のティータイムはクランペッツ。 パンの一種ですが、柔らかい生地を型に入れてグリドル(鉄板)で両面を焼き上げるものです。そのため、片面にたくさん気泡の穴が開いており、 そこにバターをたっぷりしみこませて食べるのがイギリス流。



朝ごはんのパンというよりもおやつに食べるものなので、ジャムやレモンカードをつけて食べます。

今日は、フォートナムアンドメイソンのストロベリージャム。 いつもはこんな高級なジャムは使いませんが、頂き物が残っていたので。



このようなおやつには華奢なティーカップは合いません。濃く淹れた紅茶にミルクをたっぷり入れ、がっつりとマグで。

2017年04月14日

今日は、スターリングシルバー、1890年前後の制作、おそらくコンチネンタル(ヨーロッパ)のものと思われる、ロココのエンジェルモチーフが素敵なソースボートをご紹介いたします。






ソースボートはグレイビーなどのソースを入れるものですが、イギリスのものはシンプルなものが多く、このような豪華なロココデザインのものはあまりありません。 彫刻はもちろんハンドチェイシング(ノミとハンマーによる打ち出し彫刻)です。



デザートに添えるカスタードソースを入れるのにぴったりなお品かと思います。

ソースボートの内側はスプーンを使ったためすりきずがありますが、彫刻に響かないよう、軽く機械のポリッシュをかけてから擦り傷が目立たないようにして発送させていただきます。

318gとしっかりした重さの重厚な造りのお品です。



動画をアップしておりますので、ぜひご覧ください。(全画面表示にてご覧になると、より詳細が見やすいかと思います。)


動画はこちらから https://youtu.be/aP9d9zwM9Yc
商品の詳細はこちらから http://victoriantearoom.ocnk.net/product/1347

2017年04月13日
純銀製(925) 1897年製作 インポート ロココデザインのスレイ(そり)型にピアスワークが入ったとても素敵なシュガーボウルをご紹介いたします。



このお品はイギリスのホールマークがついており、スターリングシルバー(925)であることが認定されていますが、おそらく、フランスかドイツからのインポート品で、インポートを示す刻印(Fの刻印)が押されています。



ロココのスクロールやお花のデザインがあしらわれ、スレイ(そり)型のとてもロマンチックなシュガーボウルです。

ロココスタイルのスクロールやお花のデザインはイギリスのものにも多くありますが、本場フランス、ロココの影響を強く受けたドイツの デザインの繊細さは格別です。





詳細はこちらから http://victoriantearoom.ocnk.net/product/1337

動画もぜひご覧になってください。 実際の大きさや形の感じがよくわかると思います。
全画面モードでご覧いただくと装飾の詳細がよくわかると思います。

動画はこちらから https://youtu.be/NtwnFtdH82o
2017年04月11日
イギリスのアンティークの純銀ティースプーンは意外とシンプルなものが多く、日本の方がお好きなデコラティブなものは少ないです。



そんな中でもロンドンのマーケットや、地方のアンティークフェアなどでコツコツ集めてきたティースプーン

の数々をご紹介いたします。

すべて純銀のものです。


アールヌーボーのお花のデザインが素敵なティースプーンセット。
1902年製作。純銀(925)


マッピンアンドウェッブ社製、ロココスタイルのハンドルが素敵なティースプーンセット。共箱もオリジナルのものです。1909年作純銀(925)


ドイツ、ロココロカイユ装飾のティースプーンセット。
おそらく、1900年前後のもの。純銀(800)


金鍍金されたシェル端のボウルとそれにつながるデコラティブなハンドルが美しい、スプーンセット。1906年製作。純銀(925)


繊細な透かし細工が見事なティースプーンセット。 1899年製作。純銀(925)


詳細は、http://victoriantearoom.ocnk.net/product-group/26 をご覧ください。

2017年02月21日
アンティーク銀器の世界では持ち手のあるお盆を「トレイ」と呼びます。その一方、持ち手のないものは「サルヴァ」と呼んでいます。 ただ、サルヴァは一般の呼び名としてはあまり知られておらず、アンティークに詳しい人でないとサルヴァ、と言っても何のことかわからないようですね。



今日はとてもきれいな葡萄と葉の縁飾りがついたトレイをご紹介いたします。



こちらのトレイの盆面はエングレービングという、ニードルや彫刻刀を使った手彫り。



そして、縁飾りとハンドルには鋳型に流して作られた葡萄と葉模様のモチーフが溶接されています。





同じく葡萄の模様のついた透かし細工の脚もとっても素敵。



こちらのお品は1900年前後のアメリカで作られたものですが、当時の銀製品の主流はイギリスのものだったので、ほぼ、イギリスのヴィクトリア時代のデザインで作られています。

おそらく、イギリスから移民したシルバースミスによって作られたものかもしれませんね。


イギリスアンティークのトレイとしては小ぶりな方ですが、日本のご家庭では使いやすいサイズかと思います。ティーポット、カップ&ソーサー2客、小さめのミルク&シュガーが載ります。




詳しくはhttp://victoriantearoom.ocnk.net/product/1301

ビデオもあります。 https://youtu.be/KgRmtHf4Dxw
2017年02月19日
葉模様のカースト(鋳金細工)が見事なクランベリーグラスの入ったシュガーバスケットです。



このようなタイプのシュガーバスケットは、本来はお茶に入れるお砂糖というよりも、果物やデザートにかける砂糖を入れるもの。アンティークの銀製品を集めていらっしゃる方なら知っているかと思いますが、こういったシュガーバスケットに穴の開いたシュガーシフタースプーンをセットして、果物やデザートにお砂糖をかけたのですね。



こちらのお品はカーストワークと呼ばれる、鋳型に金属を流し込み、葉模様をつなげてたわめてバスケットの形にするもの。一般的なバスケットより手間暇がかかるようで、一般的なバスケットよりは値段が高めですが、より立体的でモチーフに動きがあり、重厚感もあります。






詳しくはこちらから
http://victoriantearoom.ocnk.net/product/1306

動画もございます。

https://youtu.be/SxD1SC5Razk
2017年01月20日

* シークレットセール開催中!! * 詳しくは一番下に。

いつかは、純銀のアンティークティーポットを一つ持ちたい。

アンティーク銀器好きや、 紅茶好きの方なら必ずそう思う日が来るのではないでしょうか。

アンティークはほとんどのケースで同じデザインのものが出てくることはめったになく、どこかで見た、このデザインのものが欲しい!と思ってもいろんなところを探しても帯に短し、、たすきに長し、でなかなか気に入るものが出てきません。

アンティークの国イギリスに居れば好みのデザインが簡単に手に入ると思う方もいるかもしれませんが、アンティークフェアやオークションなどをいろいろ探しても、これだ!と思うティーポットに出会うことは稀です。

そして、ここ最近はどんどん難しくなっていると感じます。

純銀のティーポットは値も張りますので、しょっちゅう買い替えるわけにはいきませんので、選ぶ目がどんどん厳しくなってしまうのですが、 今年に入って、これだ!と思えるものにようやく出会えました。 私がこれだ!と思うものですので、すべての方々にお気に召していただけるとは限りませんが、私の想像していたものは

洋ナシ型であること。
透かしの入った猫足であること。
ふたの摘みがお花の鋳金細工であること。
ハンドルが白鳥の羽を模したものであること。
スパウトにもエレガントな装飾があること。
ボディーは、チェイシングかエングレービングで 流れるようなスクロールにお花をあしらったものであるもので、派手すぎないもの。

これにすべてチェックが入るティーポットに出会うことができました。








ティーポットの前と後ろに貴族の家紋が入っており、この家紋の模様が異なったものであることから、家紋は結婚したカップルの実家のものだと想像できます。奥様の実家の家紋が入るということは奥様のおうちも相当地位が高かったのかもしれない、といろんなことを想像してしまいそうです。

詳細はこちらから http://victoriantearoom.ocnk.net/product/1291

ティーポットの動画もあります。https://www.youtube.com/watch?v=FpMZYBhGenM


*メルマガ読者様、リピーター様限定のシークレットセールが22日、夜23時59分まで開催されています。

メルマガの読者になっていただいている方、一度でも当ショップでお買い上げいただいたことのある方限定ですが、 メルマガ読者になっていただければ、今すぐにセール料金が適用されます。 ショップに新規登録してメルマガ読者になっていただくか、当店のホームページの「メルマガ登録はこちらから!」より、メールアドレスを登録していただくことで、メルマガ読者になっていただけます。
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メルマガ読者様になられてもシステムの都合上、すぐにセール価格が反映されない場合がございますので、その場合は、大変ご面倒をおかけいたしますが、備考欄に「メルマガ登録済み」とご記入のうえ、ご購入手続きを完了させてください。 

その後、当店からセール価格が反映されないままの自動メールの後、セール価格を反映したメールをお送りいたします。 

ペイパルのお支払いの場合は、セール価格が反映されていない場合は、お支払いを済まさずに、当店からのセール価格が反映されたメールをお待ちください。 お手数をおかけして申し訳ございませんが、なにとぞ、よろしくお願いいたします。

今回のセールは、シルバープレート製品、純銀製品のみ対象となります。

割引率は

シルバープレート製品: リピーター様15%オフ   メルマガ読者様:10%オフ

純銀製品:   リピーター様20%オフ        メルマガ読者様:15%オフ

セールに含まれないものは、昨日アップされたばかりの新商品。

純銀製品

純銀製(925) 1902年 ガーランド装飾 オープンワーク ブレッドバスケット
純銀製(925) 1910年ごろ ギルト(金鍍金) フランス製 超美透かし細工  虫眼鏡
純銀製(925) 1921年 ティーストレイナー&スタンド 茶こし
純銀製(925) 1872/3年 ハンドエングレーブ リボンガーランド バチェラーサイズティーセット 純銀製(925)1856年 ペアシェイプ 手彫り お花とスクロールの手彫り彫刻 お花の摘み ティーポット

シルバープレート製品

シルバープレート製 ヴィクトリアン 特級 Martin, Hall & Co. 白蝶貝ハンドル ハンドチェイス デザートサービングセット

その他

ティータイムの陶磁器
アンティーククリスタルグラス
一ランク上のアンティーク陶磁器
銀器ケア製品

以上の商品はセールの対象となりません。

当店ではセールは不定期で、その時々で割引率や対象商品が違います。  アンティークの場合、仕入れ値が高いため、現行商品よりは割引率が低いですが、今回もぎりぎりの値段設定になっております。

それでは、セールを楽しんでいただけますように!!

2016年12月19日
私の弱いものに、貝の形の銀器があります。



なぜか、貝の形の銀器を見ると買わずにはいられない。 ディーラーさんも売り込みがうまいもので、「あ、ナオコ、来た,来た。 貝のスプーン、入ってきたよ。あんたのために取ってあるよ」、

なんて言われちゃうと、つい見てしまい、つい欲しくなって買ってしまいます。

貝の形のものでも自分で好きな形のものと、好きじゃないものがあり、好きじゃないものは当然買わないのですが、好きなものは、多少予算がオーバーしてもつい手に入れてしまう。



今回手に入れたのは、これ。


貝のボウルがちょっと丸っぽいのですが、ツイストと、素敵な彫刻が入っているハンドルも好き。



詳しくはこちら。 http://victoriantearoom.ocnk.net/product/1254


この、金鍍金された、貝のボウルも好きです。 ハンドルも好き。




詳しくはこちら。 http://victoriantearoom.ocnk.net/product/1267

あとは、ドイツのケーキサーバー。

これもピアッシングの入っているサーバーが好きです。
ドイツのものはロココのデザインのものが多いですね。
ドイツとフランスは隣同士だからなのかドイツのものはフランス風のものが多いです。もしかしたら、オーストリアとか、そちらのほうからもお互いに影響を受けているのかもしれませんね



エンジェルが入った、透かし細工のケーキサーバー。
ヒルデスハイム風。

詳しくはこちら。 http://victoriantearoom.ocnk.net/product/1268

こちらはもうちょっとロココ調。




詳しくはこちら。 http://victoriantearoom.ocnk.net/product/1269

今回のご紹介商品はすべて純銀製品です。
2016年12月09日
こんにちは。The Victorian Tea Room のボーイズ直子です。

本日もご開封くださいまして、心より感謝申し上げます。


ショップには続々と新商品が入荷してきておりますが、今回は、小さめのティーセットや、ティーケトルが入ってきています。

イギリスのフルサイズのティーポットは、6人分くらいの紅茶が入れられるようになっていますが、日本ご家庭で普段使いされるのにはちょっと大きいかもしれません。

そんな場合は、こちらでご紹介しているバチェラーサイズのティーポットやコーヒーポットがいいですね。バチェラーサイズはおひとり様用サイズのこと。大体、フルサイズの約半分、2-3杯くらいの紅茶、またはコーヒーが入ります。

バチェラーとは、もともとは独身男性を指す言葉ですが、ただの独身ではなく、貴族のうちで、家を継がない、次男以下の独身男性を指す言葉のようです。

なぜなら、イギリスの昔の貴族のうちでは長男が家を継ぎますので、長男は家でお嫁さんをめとることになりますので、家からは出ていかず、一人で住むこともありません。 また、子供のうち、女性もよそのうちに嫁ぐまでは家を出ることはないので、女性も一人で住むことはありません。

しかし、次男以下の男性たちは、成人したら、当主の住む屋敷には住むことができず、結婚する前から、独立して、家を出ていきます。 その人たちのことをバチェラーと呼ぶのですね。次男以下といっても貴族の息子たちですので、それなりのお屋敷があてがわれますが、独身者の場合、ティーセットなどは大きいものはお客様でもない限り、必要ないですね。そんなところから、出てきた銀器なのだと思います。







こちらのお品は純銀製(925)のティーセット。スクロールとお花模様のかわいらしいデザインです。

ティーカップと一緒に見ていただくと、大きさがわかりやすいかと思います。

同じ時に、シルバープレート製のバチェラーサイズのティー&コーヒーセットも見つけました。
こちらのお品は緻密な手彫り彫刻が芸術的レベルな素晴らしさです。









そして最後は大人気のビスケットトレイ。こちらのものは小さめサイズではなく、むしろビスケットトレイとしては大きいほうなのですが、、台座があるので、とても存在感があります。 カラフルなマカロンなどを盛ると、一層華やかになりますね。こちらもティーパーティーにぴったりです。



2016年12月08日
気が付いてみたら、あと、2週間ちょっとでクリスマス。

ロンドンもだいぶクリスマスの雰囲気が盛り上がってきました。

ロンドンでこの時期素敵なのは何といってもクリスマスライトですね。



写真はお借りしました。

いろいろな商店街で趣向を凝らしたクリスマスライトが見られます。
この時期のロンドンはクリスマス前で忙しいですが、すでにクリスマスセールが始まっているお店も多いですので、この時期にロンドンにクリスマスショッピングに来られるのもいいですね。
2016年12月03日
こんにちは。 The Victorian Tea Room のボーイズ直子です。

本日もご開封くださいまして、心より感謝申し上げます。


大変ご無沙汰しております。

日本の展示会から戻ってきて、早、一か月が経ってしまいました。

横浜、東京での展示会にわざわざご来場くださったお客様には、本当にありがとうございました。
初めてのことで、いろいろ不手際があったと思いますが、お気に召したお品のお買い物をしていただけましたでしょうか。

私にとっては、お客様にお会いできて、生のお声、を聴くことができたのがとても大きな収穫でした。

また、次回もやりたいと思っておりますので、ご意見、ご希望等ございましたら、ぜひ、お声をお聞かせくださいませ。
メールアドレスthe-victorian-tea-room@live.co.uk

また、いつもサイトを見てくださるお客様には、長々と新商品をアップできませんで申し訳ございませんでした。

日本に送った商品が、ようやくこちらに届いたこともあり、また、この1か月間でかなりの量の仕入れをしましたので、これからはどんどん新商品が上がってまいります。

楽しみにしていてくださいね。



さて、本日は久しぶりに4点ほどご紹介させていただいております。


今回は偶然に私の好きな貝の関連のものが多いです。



こちらのお品は、刻印がないので、はっきりとは言えないのですが、おそらくAtkins Brothersのものと思われる、ハンドチェイシング(ノミとハンマーによる打ち出し彫刻)が美しい、シェル型ストロベリーディッシュ。




貝のモチーフのボーダー、ゴシック調のデザインのとても美しい直径32㎝サルヴァ。



シェル型のボウル、スクロール彫刻、ツイストハンドルと、とってもエレガントなデザインのティースプーン6本セット。これは珍しく、2セットあります。





最後にご紹介するのは、1788年のジョージアンの時代に制作された、オーバルが他のプレーンなティーキャディーにハイヴィクトリアンの真っただ中、1860年代の華やかな彫刻が施された、非常に美しいティーキャディーです。

貴族のうちでは銀製品は代々受け継がれていくものですが、1860年代にこの家の当主、またはその奥方でしょうか、はこの代々受け継がれてきたティーキャディーがあまりにもシンプルで、つまらなく見えたのでしょうね。
そこで、ヴィクトリア時代のはやりのデザインでこのプレーンな銀器に装飾をしたわけなのです。
当時のはやりとはいえ、この彫刻を彫るのに、に当時のトップレベルの彫刻師を使っています。さすがはお金持ちの貴族のお抱えの彫刻師さんだと思います。

ジョージアンのプレーンなティーキャディーにヴィクトリア時代の彫刻で装飾されている、というだけで、このような想像がついてしまうアンティーク銀器。本当に当時の人々の息吹が感じられるようで楽しくなりますね。





The Victorian Tea Room

ボーイズ直子
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