2017年09月08日
シルバープレート製、ヴィクトリア時代、中期から後期のものと思われる、鋳金細工のボーダーに手彫りの打ち出し彫刻で装飾された、素晴らしいサルヴァをご紹介いたします。
サルヴァとは持ち手部分の無いトレイのことです。大体は円形のものです。
グラスやカップ&ソーサーなど、小さなものを運ぶことにも使われましたが、クラレットジャグ(ワイン用のジャグ)やウォータージャグ、グラス置きにしたり、小さなものは執事が訪問者からカードやメッセージを主人のために受け取ったりするものに使われました。
メーカーなどの刻印はありませんが、鋳金細工で作られたボーダーにしても手彫りの打ち出し彫刻にしても非常に質が高く、エドワード朝後期からはこのようなサルヴァは見られなくなってきていることからヴィクトリア時代後期のものだろうと思っています。
鋳金細工で作られたカールアップした脚部も流れるようなスクロールとビーズで飾られ、とてもエレガントです。
お茶の時間のトレイとしてはもちろん、お皿代わりにカナッペや、サンドイッチ、小さなケーキなどを置くとアフタヌーンティーパーティーなどで、大活躍してくれると思います。
詳しくは、
http://victoriantearoom.ocnk.net/product/1427 からどうぞ。
動画は、こちらから。
https://youtu.be/DturKysQlR8