2016年12月03日
こんにちは。 The Victorian Tea Room のボーイズ直子です。
本日もご開封くださいまして、心より感謝申し上げます。
大変ご無沙汰しております。
日本の展示会から戻ってきて、早、一か月が経ってしまいました。
横浜、東京での展示会にわざわざご来場くださったお客様には、本当にありがとうございました。
初めてのことで、いろいろ不手際があったと思いますが、お気に召したお品のお買い物をしていただけましたでしょうか。
私にとっては、お客様にお会いできて、生のお声、を聴くことができたのがとても大きな収穫でした。
また、次回もやりたいと思っておりますので、ご意見、ご希望等ございましたら、ぜひ、お声をお聞かせくださいませ。
メールアドレス
the-victorian-tea-room@live.co.uk
また、いつもサイトを見てくださるお客様には、長々と新商品をアップできませんで申し訳ございませんでした。
日本に送った商品が、ようやくこちらに届いたこともあり、また、この1か月間でかなりの量の仕入れをしましたので、これからはどんどん新商品が上がってまいります。
楽しみにしていてくださいね。
さて、本日は久しぶりに4点ほどご紹介させていただいております。
今回は偶然に私の好きな貝の関連のものが多いです。
こちらのお品は、刻印がないので、はっきりとは言えないのですが、おそらくAtkins Brothersのものと思われる、ハンドチェイシング(ノミとハンマーによる打ち出し彫刻)が美しい、シェル型ストロベリーディッシュ。
貝のモチーフのボーダー、ゴシック調のデザインのとても美しい直径32㎝サルヴァ。
シェル型のボウル、スクロール彫刻、ツイストハンドルと、とってもエレガントなデザインのティースプーン6本セット。これは珍しく、2セットあります。
最後にご紹介するのは、1788年のジョージアンの時代に制作された、オーバルが他のプレーンなティーキャディーにハイヴィクトリアンの真っただ中、1860年代の華やかな彫刻が施された、非常に美しいティーキャディーです。
貴族のうちでは銀製品は代々受け継がれていくものですが、1860年代にこの家の当主、またはその奥方でしょうか、はこの代々受け継がれてきたティーキャディーがあまりにもシンプルで、つまらなく見えたのでしょうね。
そこで、ヴィクトリア時代のはやりのデザインでこのプレーンな銀器に装飾をしたわけなのです。
当時のはやりとはいえ、この彫刻を彫るのに、に当時のトップレベルの彫刻師を使っています。さすがはお金持ちの貴族のお抱えの彫刻師さんだと思います。
ジョージアンのプレーンなティーキャディーにヴィクトリア時代の彫刻で装飾されている、というだけで、このような想像がついてしまうアンティーク銀器。本当に当時の人々の息吹が感じられるようで楽しくなりますね。
The Victorian Tea Room
ボーイズ直子