The Victorian Tea Room

電気めっきの技術を開発したことで有名なエルキントンの1885年のティーコーヒー4点セットをご紹介いたします。

流れるようなスクロールや葉模様、お花の装飾が美しい、ティーコーヒー4点セットです。

Elkington & Co.はイギリスでもっとも重要なシルバースミスのひとつで、1838年に電気めっき製法を発見し、1840年にはすでに製品化していました。電気めっき製法で特許をとったため資本家から多大なバックアップを受け、Elkington & Coのシルバープレート製品は今までのシェフィールドプレートと違い、耐久性に優れ、細かいところまで、きれいにシルバープレートされるため、あっという間にシルバープレートの市場を独占しました。

こちらはElkington独自のデートレターにより1885年の製造のものということがわかります。エルキントンは電気メッキ製法の発明者、というだけでなく、銀器の彫刻や造りなどにも非常に定評があり、当時、ヴィクトリア女王から王室御用達を受けていましたが、この合金、シルバープレート自体の堅牢さ、形の美しさにまず感動してしまいます。持ったときの重量感、滑らかな肌のシルバープレートはさすがにElkingtonのもの、と思います。

このティーコーヒーセットの全面に施されたシンプルながら美しい彫刻はチェイシングという技法で、すべて職人の手作業によるノミとハンマーを使った打ち出し彫刻です。
どこを膨らませて、どこを平らにすれば彫刻に立体感が出るか計算しつくされた彫刻は、非常に躍動感があります。当時のエルキントンの職人の質の高さがよくわかると思います。トップに飾られた鋳金細工のお花の摘みもディーテイルが細かく、とても美しいものです。

こちらの商品は純銀のかけ直しから戻ってきたばかりのエクセレントコンディション。ポットの内側もとてもきれいです。
象牙の断熱材が入ったハンドルもしっかりとしており、ゆるみはございません。

こちらの商品はイギリスよりの書留航空郵便送料が無料となります。

こちらの商品の動画をこのページの一番下にアップしておりますので、ぜひご覧ください。（全画面表示にてご覧になると、より詳細が見やすいかと思います。）

サイズ

ティーポット

幅：約28cm（注ぎ口から取っ手の一番広いところまで）
奥行：約16cm（最大値）
高さ：約12.3cm　（取っ手の一番高いところまで）
容量：約1.2リットル
重さ：約700ｇ

コーヒーポット

幅：約22cm（注ぎ口から取っ手の一番広いところまで）
奥行：約13.5cm（最大値）
高さ：約21.3cm　（取っ手の一番高いところまで）
容量：約1.2リットル
重さ：約898ｇ

シュガーポット

幅：約20.5cm（取っ手の端から端まで）
直径：約13.3cm
高さ：約7.5cm（ポットのふちまで）約8.5cm（取っ手の上まで）
重さ：約376g

ミルクジャグ

幅　　　　約12cm（注ぎ口から取っ手の端まで）
高さ　　　約12cm（注ぎ口まで）
重さ　　　約280g