2013年07月28日
先日、待ちに待った、ウィリアム王子とキャサリン妃の第一子、プリンスジョージがお誕生されました。
ロイヤルベイビーのお誕生はいつでもウェルカムですが、このたびの法律改正によって、このベイビーが男の子でも、女の子でも、王位継承権第3位を継承するとのことで、未来の王様、または女王様のお誕生とあって、国中、やきもきしていました。
ウィリアム王子がお生まれになった時も覚えていますが、初めての出産で疲れ果てたお顔のダイアナ妃と、しっかりスーツを着込んで、しゃちほこばった、チャールズ皇太子の様子を覚えています。
国中の期待を一心に集めて新しいベイビーと一緒にご登場したウィリアム王子とキャサリン妃はものすごくリラックスした装い、二人とも、とても前の日に赤ちゃんが誕生したばかりとは思えない、リラックスした表情。
少しのインタヴューにこたえて、国民みんなに感謝の言葉を述べると、さっそうと、ベイビーシートに入れた赤ちゃんをウィリアム王子みずから車にセットして、ご自分で運転して病院を離れ、宮殿に向かわれました。
イギリスに30年近く住んでいて、イギリス人の斬新なアイデアには慣れていると思っていましたが、この時は良い意味で、すごくびっくりいたしました。
ダイアナ妃が亡くなるまでは、やはり、英国王室はほかの国の王室と同じく、いろいろなしきたりに縛られ、それになじめない新参者にはつらく当たられることもあったようでしたが、ウィリアム王子は、本当にその悪しきしきたりを変えていこうとされているのがヒシヒシと伝わってきました。
ご夫婦のお住いのケンジントンパレスは、赤ちゃんのお誕生に伴って改装工事に入るため、しばらくは、キャサリン妃のご実家で赤ちゃんの面倒を見られるそうです。ウィリアム王子も産後休暇を取られて、一緒に赤ちゃんの面倒を見られるとか。そうだとすると、プリンスジョージは王室始まって以来、平民のおうちで(改装工事が済むまでですが)育つ王様になるとのことです。
これは、やはりお母様のダイアナ妃が産後、まるっきり知り合いのいない宮殿で、ウィリアム王子を育てることになり、王室のしきたりに非常なストレスを感じ、過食症になってしまったため、キャサリン妃にできるだけリラックスした環境で赤ちゃんを育ててほしいからなのだそうです。
素晴らしいことだと思います。
さて、The Victorian Tea Roomでも、プリンス ジョージのお誕生を記念して、何かできないか、と思っておりましたが、私が趣味で集めていた、ウェッジウッドのピーターラビットのナーサリー食器を放出することにしました。 ものによってはとてもレアなものが含まれています。
また、イギリスでは、赤ちゃんが誕生して、クリスニングという、洗礼式を行う際に銀製品をプレゼントされる習慣があります。銀は魔除けの作用があると信じられていたそうですから、昔は赤ちゃんの死亡率が高かったので、無事に育ってほしい、という願いがこもっていたのでしょう。
そういった、クリスニングギフト用の銀製品も少し集めてみました。このクリスニング用のカトラリーは、子供用に作られていますので、小さ目ですが、日本人の女性なら、ぴったりなサイズです。 ナイフとフォークがセットになっていたり、フォークとスプーンがセットになっていたりしますので、マイカトラリーとして使うのに、ぴったりです。
そして、お祝いのお品ですので、きれいな彫刻などの装飾がついていることが多く、とても華やかです。
ぜひご覧になってくださいね。
![](https://victoriantearoom.ocnk.net/data/victoriantearoom/image/20130728_d36315.JPG)