純銀製(925) 1846年制作のヴィクトリアンロココスタイル エッグクリュエットセットをご紹介いたします。
クリュエット &エッグスタンド
アセイオフィス:ロンドン
制作年:1846年
製作者: William Carter
スプーン
アセイオフィス:ロンドン
制作年:1849年
製作者:Chawner (George Adams)
貝、お花やスクロールをモチーフにした手彫り彫刻や縁飾りの鋳金細工がとてもエレガントなお品です。
エッグクリュエットは階下のキッチンから階上のブレックファーストルームにゆで卵を運ぶためのものです。エッグカップがクリュエットの棒にはまっているので、運ぶ際にカップが動きません。
ブレックファーストテーブルを彩る役目もあったのか、クリュエットはとても実用的ながら、きれいに装飾されたものが多いです。
クリュエットにはエッグカップをはめる棒とスプーンレストがあり、裏はヴィクトリア時代の銀器政策に顕著なねじ止めになっています。必要であれば、全部外してお手入れできるようになっているのですね。
べースのクリュエットとエッグカップは同じ工房(William Carter)のものですが、スプーンは 1849年制作のChawnerのもの。Chawner はフラットウェア(ナイフ、フォーク、スプーンなど)の作り手としてジョージアンからヴィクトリア時代にかけて、一番重要視されているシルバースミスです。
1851年のロンドン万国博覧会への出展、ガラード宝石店など、ロンドンの名だたる名店への
サプライヤーとして活躍していました。
クリュエット、スプーン双方に同じ家紋が付けられていることを見ると、同じ家で、この組み合わせで使われていたことをうかがわせます。
この時代の銀器は、本当に裕福だった英国を象徴するように、厚手の純銀をぜいたくに使っています。クリュイエットのベース台のみで、約765gあり、エッグカップの総重量は約345g、スプーンは約116gと、全部で1,2キロ以上の重量がございます。
クリュエット台はエッグカップが乗っている部分にカップの形の跡があります。 (これはものを乗せていると、どうしてもできるものです)クリュエットの裏側には経年のスレ、キズ跡がありますが、よく磨かれてきれいになっています。表側はカップののスレ跡以外は目立つようなキズはございません。
エッグカップの一つには大変浅い、1cm程度のへこみがありますが、気にならない程度のものだと思います。そのほかはエッグカップの外側は目立つ立つスレやキズ跡もなく、きれいな鏡面を保っています。内側に張った金鍍金はスプーンが当たる部分ですので、少々のあたりキズがございます。
スプーンはパッと見た目は純銀のスプーンですが、おそらく、ボウル部分に金鍍金がかけられていたようです。ほとんど残っていませんが、光の具合によって金色が見える部分があります。
全体的に、170年を経ているとは思われない素晴らしいエクセレントコンディションです。
ご希望によっては別料金で、スプーンおよび、エッグカップの内側の金鍍金のかけなおしもできます。 料金はお問い合わせください。
こちらの商品はイギリスからの保険追跡付き航空郵送料が無料です。
ただいま、こちらの商品は、2016年1月以降の円高傾向を反映させたお値段設定となっております。 円安に戻った場合、価格の変更をさせていただく場合がございます。
銀器は減価償却の対象となります。償却期間は5年です。
償却後の売却をご希望の場合は、ご相談にのります。
ペイパルによるクレジットカード払いを受け付けています。
サイズ
クリュエット台
直径:約20cm
高さ:約23.5cm
重さ:約765g
エッグカップ
直径:約5.1cm
内径:約4.3cm
高さ:約6.5cm
重さ:約345g(6つのエッグカップの重さ)
スプーン
長さ:約12.1cm
重さ:約116g(6本のスプーンの重さ)