The Victorian Tea Room

純銀製（925）　1909年、ヴィクトリア時代中期から現代まで100年以上続いた、工房系のシルバースミスとしてはトップレベルの老舗、William Comyns　制作。アールヌーボースタイルのデザインが美しい、珍しい、ポプリケースのご紹介です。

ポプリケース自体あまり見かけないものですが、このような小さなケースはさらに珍しいです。


アセイオフィス：ロンドン
制作年：1909年
制作者：William Comyns

制作者のWilliam Comyns は1859年創業。現代にいたるまで活動していたロンドンの老舗工房です。非常に細かなチェイシングのものに定評があり、このような鋳金細工のものも得意としていました。
このお品のようにほぼハンドメイドで作られたものが多いです。

裏にはDREW & SONS PICCADILLY CIRCUS W. の刻印がありますが、調べてみるとこのお店は旅行用品、ピクニック用のケースや、旅行用の化粧ボックス、スーツケースなどを扱っていたお店だったようで、William Comyns がこのお店のために作った物のようです。　当時のロンドンは非常に臭かったといいますので、このポプリケースも携帯用のものかもしれませんね。

アールヌーボーデザインのお花模様の透かし細工が非常に繊細で美しいお品です。

透かし細工の裏面にずいぶん昔に行われたと思われる直しの跡がありますが、現在は透かし部分の切れなどございません。ケースの内底部分に経年の傷跡がありますが、滑らかにしてあり、全体的に美しいエクセレントコンディションです。現在、脚部には少々ガタがありますが、調整し、できるだけガタがない状態でお送りいたします。
真上から撮った写真では黒ずみがあるように見えますが、カメラ等の陰で、実際には黒ずみはございません。


このお品はイギリスからの追跡保険付き航空郵送料が無料です。

こちらの商品の動画をこのページの一番下にアップしておりますので、ぜひご覧ください。（全画面表示にてご覧になると、より詳細が見やすいかと思います。）

サイズ

長さ：約11.6cm
奥行：約5.6cm（最大値）
高さ：約4.5cm
重さ：約107g