The Victorian Tea Room

シルバープレート製　1851年、Fenton Brothers 制作、シェル型のボウル、　トゥイッグ（小枝）のモチーフのオリジナルスタンドが見事な、ビスケットウォーマーをご紹介いたします。


ビスケットウォーマーというのはヴィクトリア時代の非常に美しい、しかし、摩訶不思議な銀器です。

ビスケットというものの、当時は今で言う、スコーンのようなものをさしていたようです。
これを中に入れ、暖炉の前で温め、庭でのティーパーティーや、ピクニックなどにも持っていったと言います。　ヴィクトリア時代にはアフタヌーンティーが上流階級で大流行したため、このビスケットウォーマーを初め、ティーに関する銀器がいろいろ発明されました。

このビスケットウォーマーは、実用も兼ねていますが、テーブルや、庭でのピクニックに美しい彩を添えるものだったのでしょう。こちらのお品のように、内側にギルディング（金鍍金）を施してあったり、仕切りの透かし細工が非常に美しく装飾されたものがあります。

また、産業革命の真っ只中に産声を上げた銀器らしく、いろいろな仕掛けをつけて、特許をとっているものもあります。

このお品のように、内側の仕切りが二つのボウルの間に、すとんと落ちて仕切りが倒れてこないようにするものや、開閉が、従来の金具を引っ掛けてあるものではなく、、ボタンを押して開けるタイプで、こういった仕掛けで、、特許を取っているものがあります。　こういう、仕掛けは、上流階級の人々のお茶の時間の話の種にもなったのでしょうね。

こちらのお品は、デザイン登録されており、その刻印が残っています。メーカーは、ビスケットウォーマー制作者の第一人者としてよく知られる、Fenton Brothers
1851年にこのデザインが登録されており、制作年もほぼ同年と思われています。

現在は、恐らく、オリジナルの状態です。全面に純銀のかけ直し、および純金(ギルディング)のかけ直しを施してからの発送となります。10日から、2週間ほど発送までお時間をいただきます。それ以外は、ゆがみや、へこみキズなどなく、金具もすべてそろっており、とても素晴らしい、エクセレントコンディションです。

今まで、いろいろなビスケットウォーマーを見てきましたが、こちらのお品のように、両方のボウルがぴったり合い、蓋がきっちりしまるもの、トゥイッグのモチーフが非常に写実的で美しい、内側の仕切りが二つのボウルの間に、すとんと落ちて仕切りが倒れてこないような仕掛け、など、全てが整っているお品はなかなかイギリスでも見つけるのが困難になってきました。

ビスケットウォーマーは、上流階級やお金持ちのアフタヌーンティーのために作られたものなので、元々そんなに多くは造られておらず、コンディションの良いものはどんどん少なくなってきています。

ぜひ、この機会にこの素晴らしいビスケットウォーマーをあなたのコレクションに加えてください。
こちらの商品はイギリスより追跡付き国際宅配便便の送料が無料です。

こちらの商品の動画をこのページの一番下にアップしておりますので、ぜひご覧ください。（全画面表示にてご覧になると、より詳細が見やすいかと思います。）

サイズ

幅　　　　　　　　　　　　　　　　　約19.8ｃｍ(最大値)15
奥行き　　　　　　　　　　　　　　　約15ｃｍ（最大値）
広げたときの幅　　　　　　　　　 　約31ｃｍ（最大値）
高さ　　　　　　　　　　　　　　　　約24ｃｍ（とっての一番上まで）

重さ 約1.4kgs