The Victorian Tea Room

純銀製（925）　1775年制作　美しい彫刻のベリースプーンセットをご紹介いたします。

こちらのお品はジョージアンのもので、当時はサービングスプーンはプレーンなデザインのものでしたが、ヴィクトリア時代には、装飾のあるものが好まれるようになったため、その時期に彫刻を入れています。彫刻がとても丁寧なので、おそらく、1860年代ごろに彫刻を入れたものかと思います。

スプーンのボウル部分には当時非常に贅沢だった果物の装飾がエンボシングという技法で彫られています。マッティングというでバックグラウンドのテクスチャーを変える細かな彫刻技術が使われており、とても凝った装飾を後になってから入れているのですね。フリルもヴィクトリア時代に入れたものです。柄にもお花模様と、円形の彫刻を入れており、これは、ブライトカットではありませんが、ブライトカットと同じ役目を果たす、光に当たるとキラキラ輝くエフェクトを狙ったものです。ろうそくがメインの明かりだったころならではですね。
柄の鏡面部分には多少のスレがありますものの、ボウル部分の金鍍金はとてもきれいに残っており、目立つような使用キズはほとんど見当たりません。
裏の刻印部分に線状のキズがございますが、ご使用には全く問題ございません。

200年を超えるお品とはとても思えないエクセレントコンディションです。



こちらの商品はイギリスからの保険追跡付き航空郵送料が無料です。



サイズ

長さ：約21.5cm
重さ：126g（2本）