アンティークシルバー、シルバープレート製 ヴィクトリアン 1880年前後 薔薇のスタンド ビスケットウォーマー
アンティークシルバー、シルバープレート製 ヴィクトリアン 1880年前後 薔薇のスタンド ビスケットウォーマー





 
ホーム今までにお買い上げいただいた商品アンティークシルバー、シルバープレート製 ヴィクトリアン 1880年前後 薔薇のスタンド ビスケットウォーマー
商品詳細

アンティークシルバー、シルバープレート製 ヴィクトリアン 1880年前後 薔薇のスタンド ビスケットウォーマー

[在庫なし]
シルバープレート製、ヴィクトリア時代、1880年前後のものと思われる、手彫り打ち出し彫刻が見事な、ビスケットウォーマーです。


今までいろいろなビスケットウォーマーを見てきましたが、スタンドの透かしに薔薇の花が入っているのはこれが2度目です。とても珍しいと思います。また、摘みはお花のリースとなっており、トップや下部のバーには、スクロールや貝のモチーフが入っています。
また、ボウルの上半分にはチェイシング、という、手彫り打ち出し彫刻で、スクロール、花模様、貝のモチーフが丁寧に彫刻されています。が施されています。

ボウルの内側は縁にも細かな彫刻が施されており、隅々まで丁寧に作られていると思います。

ビスケットウォーマーというのはヴィクトリア時代の非常に美しい、しかし、摩訶不思議な銀器です。

ビスケットというものの、当時は今で言う、スコーンのようなものをさしていたようです。
これを中に入れ、暖炉の前で温め、いつでも暖かいビスケット(スコーン)を食べられるようにしていたようです。 私は、個人的には、貴族やお金持ちが自宅の広大な
庭でのティーパーティーや、ピクニックなどに使われたことが多かったのでは、と思っています。そのような写真を見たことがありますし、一度温めたビスケットウィーマーは、毛布などにくるんでいけば、かなり長い間、ビスケットを温めておけたからです。

 ヴィクトリア時代にはアフタヌーンティーが上流階級で大流行したため、このビスケットウォーマーを初め、ティーに関する銀器がいろいろ発明されました。

このビスケットウォーマーは、美しい装飾がしてあることが多く、テーブルや、庭でのピクニックに美しい彩を添えるものだったのでしょう。こちらのお品のように、仕切りの透かし細工が非常に美しく装飾されたものがあります。

また、産業革命の真っ只中に産声を上げた銀器らしく、いろいろな仕掛けをつけて、特許をとっているものもあります。一番有名なのは、こちらのもののように、内側の仕切りが二つのボウルの間に、すとんと落ちて仕切りが倒れてこないようにするものでしょう。 こういう、仕掛けは、上流階級の人々のお茶の時間の話の種にもなったのでしょうね。

こちらのお品は、最近出回っている、リプロダクションのお品ではなく、ヴィクトリア時代のオリジナルのものです。ヴィクトリア時代中期から、後期にかけて、1880年代前後のものだと思います。


こちらのお品は恐らく、オリジナルのままの状態で、表側は、目立つような部分にシルバープレートのロスは見られません。スタンドの開閉で擦れるような部分にほんの少々のロスが見られますが、めだつものではありません。鏡面部分はほんの少々の擦りキズは見られますが、限定的だと思います。内側も総じてきれいな状態で、金鍍金は色が少々薄くなっているものの、全体的にきれいに薄めの金色となっているため、違和感は全くありません。よく、シルバープレートは化学的変化により、黒っぽい点々がついてしまうことがあるのですが、この銀器にはそういったものも見られず、オリジナルの状態のものとしては、素晴らしい状態ものと思います。

一か所、内側のグリルがボウルの間に落ちる際に落ちすぎないよう、ストッパーがあるのですが、4つあるストッパーのうち、一つが欠落しています。片側のストッパーがちゃんと働いていますので、ストッパーの無いほうが傾いたりすることはありませんが、その部分にシルバープレートのロスがあります。ここは、部分的なシルバープレーティングができると思いますが、跡は少々残るかと思います。
ふたを閉める際は、トップはきっちり閉まりますが、カーブの部分に3mmほど隙間ががあります。左右がほんのちょっとずれています。今現在、がたが少々ありますが、調整いたします。



オリジナルの状態でここまできれいなものもなかなか少ないので、このままでも十分良いと思いますが、全体的な純銀のかけ直しをご希望の場合は、承ります。
純銀のかけ直しをするとギルディング(金鍍金)も消えますので、こちらもかけなおす必要があります。金色はもう少し濃くなるかと思います。

純銀のかけ直し、およびギルディングは16000円の追加料金となります。2週間ほど、発送までお時間をいただきます。


ビスケットウォーマーは、一般家庭のものではなく、上流階級やお金持ちのアフタヌーンティーのために作られたものなので、元々そんなに多くは造られていなかったうえにもともとが非常に凝った造りですので、状態の良いもの、こちらのお品のように、薔薇の透かし細工が入っているものはイギリスでも見つけるのが非常に困難です。


ぜひ、この機会にこの素晴らしいビスケットウォーマーをあなたのコレクションに加えてください。

こちらの商品の動画をこのページの一番下にアップしておりますので、ぜひご覧ください。(全画面表示またはYouTube画面にてご覧になると、より詳細が見やすいかと思います。)

こちらの商品はイギリスからの保険追跡付き国際宅配便が無料です。
一部離島は追加料金がかかる場合がございます。お問い合わせください。

幅                 約19.9cm(最大値)
奥行き               約13cm(最大値)
広げたときの幅           約32cm(最大値)
高さ                約26cm(取っ手の一番上まで)
高さ                約9.8cm(広げた時のふちまで)

重さ 約1.5kg












アンティークシルバー、シルバープレート製 ヴィクトリアン 1880年前後 薔薇のスタンド ビスケットウォーマー

[在庫なし]
  Powered by おちゃのこネット
ホームページ作成とショッピングカート付きネットショップ開業サービス