The Victorian Tea Room

アンティークシルバー、ヴィクトリア時代後期、ヴィクトリアンロココの薔薇、お花とスクロールの手彫り打ち出し彫刻が見事な、素晴らしいティーケトルとスタンドのセットをご紹介いたします。

美しい薔薇、お花、葉模様とともにスクロールで装飾された、典型的なヴィクトリアンロココスタイル。　スタンドも同じく、薔薇、お花スクロールの手彫り打ち出し彫刻で飾られています。

ティーケトルは、昔はキッチンが地下にあり、階上の居間からは遠かったため、ティー用のお湯が冷めないように、沸かしたお湯をケトルにいれ、下からオイルのヒーターで温めておいたものです。このような銀器を使っているうちではもちろん、全部メイドがやってくれていたのですね。


メーカーはMartin, Hall & Co. 　　当店でも何度もご紹介しているヴィクトリア時代を代表するシェフィールドのシルバーメーカーの一つです。　多分、年代はヴィクトリア時代中期1890年ごろものもと思っています。

このシルバースミス顕著なのは打ち出し彫刻の美しさです。どの品でも立体感のある、素晴らしい彫刻を見せてくれます。

この品も中心のスクロールと薔薇やお花の彫刻にも圧倒されますが、、細かなディーテイルも見事です。スパウトの根元の部分は、花びらのようなスタイルで装飾されており、スパウトはへスクロールや葉などが細かくフラットチェイシングで彫刻されています。

ふたのまわり、ふたの上にも同じくフラットチェイシング（打ち出し彫刻だが、凹凸をつけず、金属を削り取って彫刻するエングレーブメントと同じ効果を狙った彫刻法）で、美しい彫刻が施されています。
ハンドルの根元は貝の装飾、スクロール装飾ハンドルは象牙の断熱材、真ん中に薔薇を中心としたお花のフラットチェイシングで装飾されています。


スタンドにももちろん、スクロール、薔薇、お花、葉などの美しいモチーフが手作業による打ち出し彫刻で装飾されています。

注ぎ口、取っ手、金具、蝶番などの溶接部分の周りにも細かく貝をモチーフとしたの彫刻が施されて、このシルバースミスの腕の確かさ、仕事の細かさにはもう、本当に、脱帽ものです。



状態は、純銀のかけ直しから戻ってきたばかりのエクセレントコンディション。内側もきれいにかけなおしています。


アンティークという性質上、非常に小さな部分でスレあとや薄いキズ、目立たない、浅いへこみが残っている部分がございます。

オイルポットのふたは取り外しができますので、合う芯があればご使用になることも可能かと思いますが、テストはしておりません。ご自身の責任にてご使用ください。

アフタヌーンティーのテーブルを華やかに演出してくれる、とても素敵なティーケトル。ティールームのディスプレイ、サロン等でのテーブルの演出に活躍してくれるかと思います。容量は1.8リットル程度です。フルサイズのケトルとしては少々小さ目です。


こちらの商品の動画をこのページの一番下にアップしておりますので、ぜひご覧ください。（全画面表示にてご覧になると、より詳細が見やすいかと思います。

こちらの商品は、イギリスからの追跡付き国際宅配便での送料が無料です。


サイズ

幅　　　約24.5ｃｍ（注ぎ口から反対側のケトルの一番丸みのあるところまで）

高さ　　約39ｃｍ（全体的の高さ。取っ手の先まで）

ケトルのみの高さ　約28ｃｍ（取っ手の先まで）

ケトルの容量　約1.8リットル

重さ：約1.64ｋｇ