The Victorian Tea Room

アンティークシルバー、アンティーク銀器、シルバープレート製 ヴィクトリア時代後期のものと思われる、華やかなシェル型のストロベリーディッシュをご紹介いたします。


イギリスの古い食器にはそれだけのために存在する食器が多くあります。今まで見た食器の中には穴が沢山開いているボウルの形のクレスディッシュ、ナッツ用のナッツバスケット、蓋の付いたチョコレート（ココア）カップなど、面白いものがありますが、銀器にもそれだけのために存在する銀器がございまして、このストロベリーディッシュもそんな銀器の一つです。大きなお皿にストロベリーを盛り、小さなディッシュの片側に砂糖、片側にはクリームを盛っていたと思われます。


こちらのお品はEPNS(Electroplated Nickel Silver)のマークがございます。メーカーの刻印はありませんが、デザインなどからヴィクトリア時代後期頃のお品だと思っています。

こちらの商品は純銀のかけ直しをしたばかり。クリームとシュガーディッシュ部分にはギルディングをかけています。

純銀のかけ直しをする場合、かけただけではピカピカの状態にならず、かけ直し前のディッシュにシミなどがあった場合、純銀がシミの上に乗るだけで、薄くではありますが、シミが少々残っているように見えます。

機械を使ったポリッシュをして初めてピカピカになるのですが、このお品はディッシュが重なっているためポリッシュの機械が入りにくく、薄くシミが残っているように見える部分があるのですが、よく見るとシミはかけなおした純銀でカバーされているのがわかります。ハンドポリッシュで目立たなくしておりますが、大きいディッシュの両脇、ハンドル部分近くは機械が入り込めず、完璧な仕上げにできなかった箇所がございます。ビデオで大写しにしております。

目立つものではありませんが、アンティーク品のかけ直しには必ずあるものだと思っていただければと思います。アンティークとしてのエクセレントコンディションです。


ストロベリーに限らず、スティックの野菜を盛って小さなディッシュにディップを入れたり、手でつまめるようなお菓子を盛ってティーパーティーにお出ししたりしても良いですね。シェルの形が華やかですので、お客様がお集まりの食卓にはぴったりのディッシュだと思います。大きなディッシュにスコーンなどを盛って、クリームやジャムを小さなディッシュに盛ってアフタヌーンティーに出せば、きっとお客様は大喜びしてくださるでしょう。


とてもエレガントなシェル型ディッシュ。ぜひ、この機会にあなたのコレクションに加えてください。

こちらの商品はイギリスからの追跡付き航空郵送料が無料です。

こちらの商品の動画をこのページの一番下にアップしておりますので、ぜひご覧ください。（YouTube画面にてご覧になると、より詳細が見やすいかと思います。）


サイズ

幅：24.7cm（取っ手の端から大きなディッシュの先まで）
奥行：28cm（シェルディッシュの端から取っ手の端まで）
高さ：14.3cm（取っ手の一番上まで）

重さ：912ｇ