The Victorian Tea Room

アンティークシルバー、アンティーク銀器、純銀製（925）1865年 Martin, Hall ネオクラシカル　クリスニング カップ＆カトラリー4点セットをご紹介します。


アセイオフィス：シェフィールド
制作年：1865年
制作者：Martin, Hall & Co.

Martin Hall & Co.は1820年創業。ヴィクトリア時代を代表するシルバースミスの一つですが、デザインの美しさ、彫刻技術の高さではこの時代の中ではトップレベルに君臨するシルバースミス。

ネオクラシカル（新古典主義）とは古代ギリシャ、ローマ時代の文化からインスピレーションを得た文化活動です。ヨーロッパでは１８世紀にロココ様式に対抗して始まりました。ロココが曲線や優美さ、非対称を重視したのに対し、ネオクラシカルは古代ギリシャやローマ芸術で美徳とされた簡素さや対称性の原則があります。

ギリシャ神話の女神と思われる顔像に葉模様とお花のガーランド、それに交差するリボンガーランド、カップのボトムや脚部に打ち出し彫刻されたアカンサスの葉模様が美しいお品です。


こちらのセットは、元々はパーセルギルド（部分的に金鍍金された銀器）だったと思いますが、金鍍金部分がカップの内側以外、ほとんど取れてしまっているため、きれいに取り除き、銀面に戻します。カップの内側の金鍍金はきれいに残っておりますのでそのまま残します。その上、プロによる磨き出しをしてから発送させていただきます。
発送まで2週間前後、お時間をいただきます。


クリスニング用の贈り物は純銀のスプーンが有名で、お金持ちの赤ちゃんを表す言い回しに、「銀のスプーンをくわえて生まれてきた」というのがありますが、ヴィクトリア時代のお金持ちに生まれた赤ちゃんはスプーンだけではなく、このようなカトラリーセットや純銀製のマグカップなど、贅をつくしたギフトをゴッドペアレンツ（名付け親）や、親せきなどからいただいたものです。


こちらの商品はイギリスからの追跡付き航空郵送料が無料です。


サイズ

カップ
幅：　約11.3cm
直径：約7.2cm
高さ：約10.7cm
重さ：約182g

ナイフ
長さ：約19.5cm
重さ：約48g

スプーン
長さ：約16.5cm
重さ：約40g

フォーク
長さ：約16.5cm
重さ：約36g