The Victorian Tea Room

シルバープレート製、ヴィクトリア時代後期に制作されたと思われる、非常に珍しいロココ調ののハンドバッグ型のビスケットウォーマーです。

Walker & Hallは1845年創業、Elkington が発明した電気メッキ製法の使用権を獲得し、中産階級にシルバープレート製品を広め、ヴィクトリア時代後期にはヴィクトリア女王から王室御用達を受け、世界で一番大きなシルバーメーカーとして君臨しました。
W&Hのイニシャルがついた旗の刻印が有名です。　1970年代にMappin & Webb 社と合併しました。

ビスケットウォーマーは貝殻を2枚合わせたような形のものや、筒形のものがありますが、いずれも同じ形のものを真ん中で合わせて、広げるようになっているものがほとんどです。

このビスケットウォーマーは、ハンドバッグのような形で、両サイドの蓋が開くようになっており、そこから、温めるビスケット（現在のスコーンのようなものだと思われています）を入れて、暖炉のそばに置いて温めます。
蓋は両サイドとも、開けた状態でキープできます。

ティーパーティーなどのオーナメントとして、美しく食卓を彩ってくれる美しい、ビスケットウォーマーです。
ハンドルや、スタンド部分の鋳金細工の貝や葉模様スクロール装飾が非常に美しく、このビスケットウォーマを華やかに見せてくれます。
蓋の部分には、お花と葉模様を基調としたエングレービング（ニードルを使った手彫り彫刻）で装飾され、アカンサスの葉模様と縦溝装飾の本体部分もとてもエレガント。

深さがあるので、フラワーアレンジメント用の花器としてもぴったりかと思います。

こちらの商品はおそらくオリジナルの状態で、横側に表側に純銀のかけ直しを終えたばかりのエクセレントコンディション。
サイドのスタンドはねじ止めになっており、取り外しがが出来ますので、お手入れがしやすいかと思います。

純銀のかけ直しをしていない、オリジナルの状態と思われますが、ハンドル近くに目立つキズ（三番目の写真でお確かめいただけます）、縦溝装飾の一番膨らんだ部分数箇所ににプレートのロスがございます。内側のギルディングがとても綺麗な状態なので、勿体無いのですが、きれいに純銀のかけ直しをいたします。純銀かけ直しをしますとギルディングも消えてしまいますので、ギルディングもかけ直しをいたします。(ギルディングの色みは少々変わる場合がございます）脚部にガタがございますので、それも調整いたします。
発送まで2週間ほどかかりますことご了承ください。

シルバープレートは多少プレートの剥がれがあっても気にしないよ、と言う方は掛け直しの分を引かせていただきますのでお声がけください。

こちらの商品はイギリスからの保険追跡付き航空郵送料が無料です。　

こちらの商品の動画をこのページの一番下にアップしておりますので、ぜひご覧ください。（Youtube表示にてご覧になると、より詳細が見やすいかと思います。）

サイズ

横幅：約25.6cm
奥行：約15.7cm（スタンドの一番広いところ）
高さ：約17cm（蓋の一番高いところまで）約26.5cm（ハンドルの一番高いところまで）
重さ：約1.88kgs