The Victorian Tea Room

アンティークシルバー、アンティーク銀器、シルバープレート エルキントン製　1881年製作、手彫りエングレービング、お花とリボンのガーランドが素敵なティーキャディーをご紹介いたします。

メーカーは1841年に電気めっき製法を発明した、Elkington & Co.
シルバープレートの歴史でもっとも重要な役割を果たしたシルバースミスです。1836年に創業したこのメーカーは1840年に、現在でも使われている電気めっき製法を開発し、1851年の大英博覧会で全世界から脚光を浴びることになります。もちろん、ビクトリア女王の時代から王室御用達にも選ばれています。ヴィクトリア女王が英国王室が所有している純銀器すべてのコピーをシルバープレートでエルキントンに作らせたのは有名な話です。

エルキントンは独自のデートレター（アルファベットで制作年がわかる仕組み）を持っており、それによるとこのお品は1881年製作ということがわかります。

このティーキャディーは繊細なリボンと月桂樹に飾られた楕円のシールドに葉模様とお花のガーランド装飾を組み合わせた、とても美しいネオクラシカルデザインのティーキャディーです。
さすが電気メッキ製法を発明し、シルバープレート品を広めることに全ての力を注いだエルキントンのお品だけあって、シルバープレート品ながら、非常に丁寧な作りとなっています。蝶番は完全な隠し蝶番ではないものの、そのほとんどが内側に入り、ほんの少しだけ出ている形のもの。１５０年近く経った今でも少しの緩みもありません。また、蓋は、このスタイルのティーキャディーはほとんどが蓋は上に載っているだけですが、こちらのお品は蓋に金具がついており、パチンとしっかり蓋が閉まるようになっています。　鍵がかかるようになっていましたが、残念ながら鍵はついておりません。


ティーキャディーの裏にはおそらく、製造番号であろう数字、シールド内にE&Co.とシェフィールドを意味する王冠マークを盛り込んだエルキントンマーク、ゴシック体での　E & Co.,1881年に制作されたことを表すイニシャルV、そして活字体でELKINGTON & Co と刻印されています。

つい最近純銀のかけ直しを行ったばかりの鏡面を保つ、エクセレントコンディション。ほんの少々磨きキズがある箇所がございますが目立ちません。内側もとてもきれいな状態です。


こちらの商品はイギリスからの保険追跡航空郵送料が無料です。

こちらの商品の動画をこのページの一番下にアップしておりますので、ぜひご覧ください。（全画面表示またはYouTube画面にてご覧になると、より詳細が見やすいかと思います。）

サイズ

横幅：約13.5cm（一番広いところ）
奥行：約11.6cm（同上）
高さ：約9.8cm

重さ：約482g