The Victorian Tea Room

アンティークシルバー、アンティーク銀器 純銀製（925） 1894年製作、非常に珍しい10面のドーム型の蓋部分、同じく10面の洋梨型で、流れるような面取りの曲線が美しい、バチェラーサイズティーポットをご紹介いたします。

アセイオフィス：
制作年：1894年
製作者：John Round & Son
1847年創業のシェフィールドのシルバースミス。家族経営の小さな工房としてスタートしたが、20年後にはかなり大きなシルバースミスとして成長し、会社体制となった。1930年代に他会社に買収されるまで、非常に多くの純銀製品、シルバープレート製品を残している。

手作りの場合、ただでさえ８面や10面に形作るのは非常に技術のいることだそうで、その上にこのお品はボディー部分がうねるような、流れるような曲線の面取りシェイプとなっており、さらに形作るのが難しいそうです。このメーカーは1894年にこのティーポットのデザイン登録をしており、このシェイプがこのメーカーのオリジナルだということがわかります。

一面おきに美しい葉模様とお花のスクロール装飾が手彫り打ち出し彫刻されています。バックグラウンドをマッティングという、細かな点々を入れ、へこますことにより、葉模様が一層際立つように作られています。ハンドルとスパウト部分の下にも葉模様のスクロール装飾がございます。蓋は通常の蓋と違い、横開ききではなく、前から後ろに開けるようになっています。
写真ではボディーに凸凹があるように見えますが、うねりのある作りのためそのように見えるだけで、実際には目立つような凹みなどはございません。動画を見ていただくとわかりやすいかと思います。

こちらの商品はつい最近、プロの磨き出しを受けております。ほんの少々の磨きキズはございますものの、とてもきれいなエクセレント状態です。ハンドルはしっかりと固定されており、蝶番はアンティーク品の常でほんの２ミリ程度横に振れますが、ご使用には全く問題がなく、これからも非常に長い間問題なくお使いいただける、非常に良い状態です。今現在、内側には少々の茶渋がありますが、もちろん発送前にきれいに洗浄してからお送りいたします。　

小さく見えるティーポットですが、意外と容量があり、450ml程度入ります。紅茶カップ3杯程度でしょうか。

こちらの商品の動画もアップしておりますので、ぜひご覧ください。（YouTube表示にてご覧になると、より詳細が見やすいかと思います。）

こちらの商品はイギリスからの保険、追跡付き航空郵送料が無料です。


サイズ
幅：約18cm（注ぎ口の先からハンドルの一番広いところまで）
奥行：約9.5cm（最大値）
高さ：約16.8cm（摘みのトップまで）
重さ：約394g
容量：約450ml