The Victorian Tea Room

お花のデザインのハンドエングレーヴ（手彫刻）が見事な、おそらくエドウォーディアンごろのものと思われるシルバープレート、ティーセットをご紹介いたします。

とてもかわいらしいお花と葉っぱのデザインが女性らしいデザインです。貴婦人方のアフタヌーンティーにでも使われていそうなデザインですね。ふたのトップの摘みとハンドルは黒檀だと思います。

シルバーの彫刻法にはいろいろな方法が使われて来ましたが、これは彫刻刀で表面を削る、いわゆる一般の彫刻法を使っています。ただ、普通に彫刻するだけでは陰影が出にくいため、ブライトカットという、表面に細かい線を入れていくことにより、より深い陰影が出るように見せる技法を使っています。これは、18世紀の中ごろの非常に有名な女性シルバースミス、へスター・ベイトマンが発明したと言われています。このブライトカットは、細かい線を入れることによって、シルバーの表面にたくさんの面を作り出し、光が当たるときらきらと輝いて、より美しい彫刻を際立たせます。

約100年ほど前に作られたお品だと思いますが、ポットは近年になって、プロの手によってきれいにしてあります。シュガーポット、ミルクジャグはオリジナルコンディションだと思いますが、少々の黒ずみがある他はとても清潔です。シュガーポットは少々の凹みがあったものを修理しており、内側にその跡が見えますが、ご使用にはまったく問題がございません。

表面にはプレートのロスもまったくなく、エクセレントコンディションかと思います。

イギリスでもこのようにすてきなティーセットはどんどん姿を消しつつあります。ぜひ、この機会にこのかわいらしいなティーセットをあなたのコレクションに加えてください。お客様をおもてなしするのにぴったりのセットですし、アンティークのディスプレイとしてもすばらしいものです。

サイズ

ティーポット

幅　　　約27.4ｃｍ（注ぎ口から取っ手の一番広いところまで）
高さ　　約17．５ｃｍ（蓋のつまみのトップまで）
容量　　約1リットル（普通のカップで約6杯分）

　　　
重さ　　約736ｇ


シュガーポット

幅　　　約22ｃｍ（取っ手の端から端まで）
高さ　　約11.5ｃｍ
重さ　　約482ｇ

クリーマー

幅　　　約16ｃｍ（注ぎ口から取っ手の一番広いところまで）
高さ　　約9.5ｃｍ
重さ　　約287ｇ

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