1890-1900年代 ヴィクトリアン ビスケット ウォーマー





 
ホーム今までにお買い上げいただいた商品1890-1900年代 ヴィクトリアン ビスケット ウォーマー
商品詳細

1890-1900年代 ヴィクトリアン ビスケット ウォーマー

[在庫なし]
ビスケットウォーマーというのはヴィクトリア時代の非常に美しい、しかし、摩訶不思議な銀器です。

ビスケットというものの、当時は今で言う、スコーンのようなものをさしていたようです。
これを中に入れ、暖炉の前で温め、いつでも暖かいビスケット(スコーン)を食べられるようにしていたようです。 ものすごく広い邸宅に住んでいたため、キッチンのオーブンで温めたビスケットをもってきても、すぐ冷めてしまうからでしょう。庭でのティーパーティーや、ピクニックなどにも持っていったと言います。 ヴィクトリア時代にはアフタヌーンティーが上流階級で大流行したため、このビスケットウォーマーを初め、ティーに関する銀器がいろいろ発明されました。

このビスケットウォーマーは、実用的、と言うよりも、テーブルや、庭でのピクニックに美しい彩を添えるものだったのでしょう。こちらのお品のように、内側にギルディングを施してあったり、仕切りの透かし細工が非常に美しく装飾されたものがあります。

また、産業革命の真っ只中に産声を上げた銀器らしく、いろいろな仕掛けをつけて、特許をとっているものもあります。こちらのもののように、内側の仕切りが二つのボウルの間に、すとんと落ちて仕切りが倒れてこないようにするものがあります。このほかにもボタンを押して開閉するものもあります。 こういう、仕掛けは、上流階級の人々のお茶の時間の話の種にもなったのでしょうね。

こちらのお品は、よくある、リプロダクションのお品ではなく、ヴィクトリア時代のオリジナルのものです。England のマークがありますので、1890年ごろから1900年くらいのものだと思います。
メーカーの刻印は、マークがあるのですが、判別ができませんでした。

全面に純銀のかけ直し、および純金(ギルディング)のかけ直しを施してあります。仕切りがすとんと、ボウルの内側に落ちる部分に少々のスレがございますものの、それ以外は、当時の上流階級のティータイムの華やかさを実感していただける、非常に素晴らしい、エクセレントコンディションです。

今まで、いろいろなビスケットウォーマーを見てきましたが、もともとが非常に凝った造りですので、こちらのお品のように、両方のボウルがぴったり合い、蓋がきっちりしまるもの、デザインが完璧なほど美しい、全てが整っているお品はなかなかイギリスでも見つけるのが困難になってきました。
仕切りがボウルの間にすとんと落ちる仕掛けも単純ではありますが、仕切りを持ち上げたときに倒れないように考えて作られたもので、当時はこの仕掛けで、特許を取ったりしたものでした。


ビスケットウォーマーは、一般家庭のものではなく、上流階級やお金持ちのアフタヌーンティーのために作られたものなので、(暖炉の前で火に当てるため、純銀のものはありません)元々そんなに多くは造られておらず、コンディションの良いものはどんどん少なくなってきています。

ぜひ、この機会にこの素晴らしいビスケットウォーマーをあなたのコレクションに加えてください。

幅                 約23.5cm(最大値)
奥行き               約10.8cm(最大値)
広げたときの幅         約33cm(最大値)
高さ                約25.5cm(とっての一番上まで)

重さ 約1.8kg

こちらの商品はイギリスより追跡付き航空郵便または国際クーリエ便の送料が無料です。

追加の写真、動画が必要な場合はご連絡ください。

他の写真
(画像をクリックすると大きく見られます)
メーカーのマークとENGLANDのマークがございます。
脚の一つにEPNS の刻印があります。

1890-1900年代 ヴィクトリアン ビスケット ウォーマー

[在庫なし]
  Powered by おちゃのこネット
ホームページ作成とショッピングカート付きネットショップ開業サービス