The Victorian Tea Room

ヴィンテージ、1959年の刻印のある、クイーンズパターンの純銀製ハンドルに、シルバープレート、手彫り彫刻のブレードが付いたデザートナイフをご紹介いたします。

メーカーはViners Ltd. 1901年創業、第2次世界大戦後にイギリスで一番大きなカトラリーの製造会社となりました。ご存知の方もいるかもしれませんが、1950年代には日本にも工場を持っていたんですね。

しかし、ちょっとこのナイフは変わっていまして、シルバープレートのブレード部分は違うメーカーが作っています。メーカーの刻印が入ってまして、メーカーはHenry Wilkinson.
こちらは、1760年創業のとても古いシルバースミスで、なんと、1892年、ヴィクトリア時代の後期には、Walker & Hall に買収されてなくなってしまっているんですね。

ブレードの彫刻を見ると器具も使っていますが、手彫りで花の輪郭に微妙に強弱がつけられ立体感がよく出ているのです。、細かい線なども入っており、どうも、そんな近年の仕事には見えないのですね。近年の彫刻は、特に50年代、60年代ごろは稚拙なものが多いですし。子のものはヴィクトリア時代のもの、といわれても何の疑問も起こらないほどの彫刻のクオリティーだと思います。

しかしハンドルは、どう見直してみても1959年のもので間違いありません。　あとになって、ハンドルを付け替えたのかと思い、つなぎ目を見ても後から付け直したような跡はありません。もちろん、プロの方がやれば、綺麗につなぎ合わせることは十分可能とは思いますが…。ミステリーですね。
　

コンディション。　ブレード部分は少々の使用キズ磨きキズ程度で、プレートのロスなどない、エクセレントコンディション。純銀のハンドルも目立つキズなどないエクセレントコンディションです。


こちらの商品は、イギリスからの保険、追跡付き航空郵送料が500円となります。

サイズ

長さ：約26cm

重さ：76ｇ