1780-90年 フランス クリニャンクール窯 金彩薔薇紋ティーボウル&ソーサー





 
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商品詳細

1780-90年 フランス クリニャンクール窯 金彩薔薇紋ティーボウル&ソーサー

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クリニャンクール窯は1770年代創業のパリ窯屈指の真正硬質磁器窯です。

ピエール・ドリュエルによって開設されたこの工房は1775年にルイ16世の弟プロヴァンス伯(のちのルイ18世)の後援を受け、”クリニャンクールムッシュー”(殿下のクリニャンクール)の異名をとります。 当時のフランスでは陶磁器も芸術品とみなされ、王侯貴族が技術の高い、小さな工房を後ろ盾することが良くありました。

クリニャンクール窯はセーブル窯の影響を受け、非常に高度で洗練された磁器を製造し、一時期は100人以上の職人を抱えていたといいます。

1783年にウィーン窯より絵付師ランプレヒトを招へいすると装飾技術の水準が飛躍的に向上しました。その後、ランプレヒトはセーブル窯に移っています。

1784年、フランス政府はパリ市の9カ所の有力民窯に対し、色絵・金彩使用の許可を与えました。その中にこのクリニャンクールも選ばれています。

こちらのお品は、きっとその直後くらいの時代のお品です。許可が出たため、大手を振って、ということでしょうか、現代の黄色っぽい金彩ではなく、深みのある本当の金色の金彩をふんだんに使ってカップとソーサーのほとんどに施した、博物館レベルのの逸品です。

これだけ金彩を使えば、金ぴかのいやらしい感じになるかとも思うのですが、こちらのお品からは神々しい、どっしりとした存在感を感じるのみです。

この存在感が、当時の王族から支持された理由なのでしょう。もちろん、薔薇の絵付けもランプレヒトの影響を受け、素晴らしい出来栄えです。

状態:ほんの少し、カップの淵に金彩の薄れがみられますが、そのほかには全く金彩のはがれはございません。ひび、カケ、割れもございません。

カップ及び、ソーサーには経年の擦り跡が少々ございますが、230年以上(マリーアントワネットが生きていた時代です)を経ているお品としては非常に素晴らしい、エクセレントコンディションです。

クリニャンクール窯は高度で洗練された技術を持ち、王族のバックアップを受けながらも、革命の波にもまれ、十数年しか活動していませんでした。日本で取り扱っているところはほとんどないかと思われます。 

めったに手に入れることのできない、この歴史のひとこまを切り取ったような素晴らしいこのティーボウルとソーサーをぜひ、この機会にあなたのコレクションに加えてください。

こちらのお品はイギリスの老舗オークションハウスBonhams (サザビーズ、クリスティーズと同レベルの高級オークションハウス)より鑑定を受けており、本物であることが確かめられています。

こちらのお品はイギリスからの保険追跡付航空郵送料が無料です。


こちらの商品はイギリス、ロンドンにある実店舗との同時販売品です。 行き違いで売り切れとなっている場合もございますので、ご了承いただければ幸いです。



サイズ

ティーボウル

直径:約8cm

高さ:約5.2cm

ソーサー

直径:約12.8cm

高さ:約2.5cm




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1780-90年 フランス クリニャンクール窯 金彩薔薇紋ティーボウル&ソーサー

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