The Victorian Tea Room

ヴィクトリア時代後期のものと思われるハンドチェイシングの彫刻が美しいティーコーヒー（またはホットウォータージャグ）4点セットをご紹介いたします。

メーカーはJames Deakin & Sons ヴィクトリア時代のシェフィールドを代表するシルバースミスの一つです。
ボディー部分の花葉、スクロールを中心としたハンドチェイシング*、蓋部分やコーヒーポットのアッパーボディーに施されたフラットチェイシング**などの一つ一つ丁寧に手作業で彫刻された装飾が見事な逸品です。
ボディー部分のチェイシング部分のバックグラウンドにはマッティングという、小さな点々を敷き詰める技法が使われております。バックグラウンドを違うテクスチャーにすることにより、より、凹凸のあるチェイシングに深みを与える役割を果たしています。もちろん、これもすべて手作業によるものです。

ハンドルの断熱材、ポットのつまみは象牙です。コーヒーポットのハンドルの断熱材のうち、下の部分の断熱材の象牙が少々欠けておりますが、層になっている外側の部分のみで、ほかの部分がしっかりとついてゆるみもありませんのでので、まだまだ長い間使える状態だと思います。

近年になって純銀のかけなおしをしています。コーヒーポットの内側は純銀がのらなかった箇所があり、底の部分がムラになっていますが、とても清潔に掃除してあります。
120年以上を経ていると思われるアンティークのティーセットとしては素晴らしい状態です。

こちらの商品はイギリスからの追跡付航空郵送料が無料です。


*ハンドチェイシングとは、ノミとハンマーを使い、凹凸をつけながらモチーフを浮き立たせる打ち出し彫刻法。
**フラットチェイシングとは、ハンドチェイシングと同じ技法ながら、モチーフに凹凸をつけずに彫刻刀による切り出し彫刻のような効果を狙った彫刻技法。サルヴァの盆面やポットの蓋や縁など、ボリュームをつけずに装飾をつけたい場所によく使われる。



サイズ

ティーポット

横幅：約29cm（注ぎ口の先からハンドルの端まで）
奥行：約15cm（最大値）
高さ：約17cm（摘みのトップまで）
重さ：約886ℊ
容量：約1.2ℓ

コーヒーポット（またはホットウォータージャグ）

横幅：約21cm（注ぎ口の先からハンドルの端まで）
奥行：約13cm
高さ：約23.6cm
重さ：約820ℊ
容量：約1.4ℓ

シュガーポット

横幅：約19.5cm（取っ手の端から端まで）
奥行：約12cm（最大値）
高さ：約12.2cm（取っ手の一番高いところまで）
重さ：407ℊ

クリームジャグ

横幅：約15.3cm（注ぎ口の先からハンドルの端まで）
奥行：約9.5cm（最大値）
高さ：約11.5cm
重さ：約290ℊ


こちらの商品はティーポット、コーヒーポット（またはホットウォータージャグ）、シュガーポット、クリームジャグの4点のみです。　ほかの商品は使用例や大きさの目安を見るためのもので、商品には含まれません。