ヴィクトリアン 1862年 特級 エルキントン エンジェルのティーキャディー





 
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商品詳細

ヴィクトリアン 1862年 特級 エルキントン エンジェルのティーキャディー

[在庫なし]
ヴィクトリア時代のイギリスでもっとも重要なシルバースミスとされるエルキントン作のエンジェル、薔薇、などの花の装飾が見事なエルキントンの芸術作品ともいえる、素晴らしいティーキャディーをご紹介いたします。


エルキントンは世界で初めて電気メッキ製法を発見し、製品化したことで有名なシルバースミスですが、メッキ製法だけでなく、彫刻や鋳金の技術にも優れ、1851年の大英万国博覧会では数々の賞を受賞しています。

ヴィクトリア女王から王室御用達を受け、女王は王室にあるすべての銀器をエルキントンに電気メッキ製法によるシルバープレートで、コピーを作らせたのは有名な話です。


こちらのお品はその中でも当時の金属工芸の最高技術を駆使し、金属工芸を芸術品のレベルにまで高めた、特級品のお品です。

最初、このお品を見たときは レリーフがかなりはっきりしているので、カースアンドアプライという、鋳金細工でレリーフを作り、ベースに溶接させる技法を使っていると思ったのですが、内側を見てみますとチェイシングの跡がすべてのレリーフにあり、これは裏側から打ち出す、チェイシングと表側からもノミでレリーフを浮きだたせる、エンボスという技術を使って作られていることがわかりました。
この時代には電気は動力として使われておらず、このような彫刻はすべて手作業で行われていました。

ティーキャディーの上下にあるお花のレリーフの薔薇の直径は5mm程度のもので、このように花弁の部分を自在に膨らませたり、影の部分をへこませたり、花が十分に開いていることを表すために花弁の真ん中部分をより、膨らませたり、とものすごい神経が使われています。
このお品は、だれのために作られたものかはわかりませんが、一般の素晴らしいエルキントンの銀器の、さらに上のレベルのお品ですので、非常に地位の高い人のために特別に作られたものだと推測されます。

両サイドにはかわいらしいエンジェルのレリーフ、裏にも同じレリーフがあります。上のお花のレリーフの真ん中にも二人の天使が装飾されています。2匹の小さな蝶が持つ薔薇のリースの真ん中にもかわいらしい蝶のレリーフ。

蓋の裏にはチェイシングの跡はありませんが、これは蓋の重さを考えると、2重蓋になっていて、蓋の装飾もすべてチェイシング、エンボシングによるものだと思います。
蓋の摘みもかわいらしいエンジェル装飾ですべてがとても手の込んだ造りになっています。

このお品はダイアモンドデザインレジストレーションマークがあります。 これはデザインの特許というべきもので、ほかの人にデザインを真似されないようにできたもので、登録した日付が刻印されます。このマークによるとこのお品は1862年5月12日に登録されており、これが制作日とされています。

状態:エルキントンが電気メッキをかけた、オリジナルの状態です。ところどころ、ほんとに小さな部分で地金(銅をメインとしたニッケルシルバーと思われます)が見えておりますが(よくよく見ないとわからないです)、エルキントンが1842年に電気メッキ製法を発明して20年後のオリジナル状態のお品に現代の銀メッキのかけなおしをすることは犯罪に近いと思っております。大変恐れ入りますが、こちらのお品は銀メッキのかけ直しはいたしません。

153年を経ているお品で、レリーフの凹凸がしっかりしたお品ですので、一部の彫刻が磨滅している部分がございます。 しかし、ほとんどのレリーフはきれいに残っており、一目見ただけで、このお品の素晴らしさをご理解いいただけるかと思います。

内側のライナーにはかつて仕切りがあったと思われます。 ビスケットやチョコレート入れなどにも使っていただける大きさです。

ヴィクトリア時代の金属工芸の素晴らしさを今に残す、非常にレアで最高品質のアンティーク。

コレクターの方にぜひお勧めしたいティーキャディーです。


こちらの商品はイギリスからの追跡付航空郵送料が無料です。


サイズ

幅:約17.5cm(一番長いところ)
奥行:約12.5cm(一番長いところ)
高さ:約9cmふたの縁まで
高さ:約14cm(摘みのトップまで)















ヴィクトリアン 1862年 特級 エルキントン エンジェルのティーキャディー

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