The Victorian Tea Room

1769年、ジョージIII世時代の、総金鍍金　純銀（925）ティーキャディーです。


アセイオフィス：LONDON
制作年：1769年
メーカー：CHRISTOPER MAKEMEID

全体にハンドチェイシング、エンボシング、カーストアンドアプライ　という技法を使って装飾されています。

チェイシングはノミとハンマーによる表側からの打ち出し彫刻ですが、エンボシングは、裏側から打ち出したものをさらに表側から縁取るように彫刻するもので、かなり凹
凸をはっきりさせたいときに使います。

カーストアンドアプライは鋳金細工で作られたモチーフを銀器に溶接するもので、モチーフをより浮き立たせたい場合に使います。

脚部はこれも見事なモチーフを浮き立させた透かし細工で、ジョージアン熟練クラフツマンの技術の素晴らしさを堪能していただける、ミュージアムレベルの特級品です。

状態：彫刻のエッジ部分にわずかな金メッキのはがれが見られますが、この時代のものでは、当然かと思います。それ以外には目立つキズなどもなく、彫刻のすり減りなども見られない、250年近くを経ているものとは思えない、エクセレントコンディション。

こちらの商品はイギリスからの保険追跡付き航空郵送料が無料です。


サイズ

高さ：約17.5cm
横幅：約9cm（最大値）
ベース直径：約6.5cm

重さ：286g